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WordPress 保守・運用 ・ 2026年5月27日 ・ 読了11分

WordPress移行ガイド|別サーバーへの簡単移転法

WordPressサイトのサーバー移転には、慎重な手順と設定が必要です。効率的な移行方法を学ぶことで、安全に新サーバーへの移転を進められます。

この記事でわかること

  • WordPress移行の必要な準備
  • プラグインを使った移行方法
  • 移行後の動作確認手順
  • トラブル発生時の対処法

目次

  1. WordPress移行の準備と注意点
  2. All-in-One WP Migrationプラグインの設定
  3. URL置換と設定確認
  4. 移行後の動作確認手順
  5. 移行中のトラブル対処法
  6. 弊社の支援事例紹介
  7. WordPress移行のまとめと次のステップ

WordPress移行の準備と注意点

WordPressサイトの移行を行う際には、適切な準備と注意が必要不可欠です。特にバックアップを取ることは最優先事項であり、お客さまのデータを保護するために欠かせません。まずは、バックアップの重要性とその方法について解説します。

サイトを移行する前に、現行サイトの完全なバックアップを用意しておくことが重要です。万が一のトラブルを未然に防ぐため、定期的なバックアップ習慣を付けましょう。弊社でも標準導入しているupdraftplusは、手軽にファイルやデータベースをリモートにバックアップできるプラグインです。設定から週単位のファイルバックアップと日次のデータベースバックアップを組み合わせることをお勧めします。

移行先のサーバーが、WordPressの動作に十分なスペックを備えているか確認することも必要です。特にPHPのバージョンやデータベースのバージョンが最新状態であることを確認し、互換性問題を回避してください。この準備を怠ると、予期せぬエラーが発生することがあります。

また、サイトの移転に関係のある全ての関係者に、事前に移行の日程を通知することも大切です。このステップにより、関連業務のスケジュールを調整しやすくなります。移行がスムーズに進むよう、関係者全員が一丸となって協力できる体制を整備しておきましょう。

最後に、移行に失敗するリスクを減らすために、信頼性の高い移行ツールの利用も検討ください。弊社ではall-in-one-wp-migrationを多くのプロジェクトで活用しており、そのシンプルさと確実性から70件中70件のサイトで標準導入しています。

以上の準備を行うことで、WordPressサイトの移行作業をより安心かつスムーズに進めることができます。

All-in-One WP Migrationプラグインの設定

WordPressサイトを別サーバーへ移行する際、All-in-One WP Migrationプラグインは非常に便利です。このプラグインを使うことで、サイト全体を簡単にエクスポート・インポートできるため、多くの中堅クライアントサイトで利用されています。特に、弊社が管理しているサイト70件全てで導入されています。

まず、プラグインのインストールですが、WordPressのダッシュボードから簡単に行えます。『ダッシュボード > プラグイン > 新規追加』の画面で「All-in-One WP Migration」と入力し、表示されたプラグインを『今すぐインストール』、次に『有効化』をクリックしてください。

サイトのエクスポート手順

エクスポートはプラグインのメイン機能の一つです。『All-in-One WP Migration > エクスポート』の順にメニューを開き、『ファイル』を選択します。これにより、サイト全体が.wpressという形式のファイルとしてダウンロード可能になります。

このエクスポートファイルにはデータベース、テーマ、プラグイン、メディアが含まれ、サイトの完全な状態を保ったまま移行可能です。この方法は、弊社の中小企業向け運用案件でも多用されており、高い評価を得ています。

サイトのインポート手順

移行先サイトでのインポートは、同じくプラグインのメニューから行います。『インポート』を選び、先ほどエクスポートした.wpressファイルをアップロードします。このとき、上書きの警告が出ますが、同意し作業を続けてください。

特に重要なのは、『検索&置換』機能を使って旧URLを新URLに置換することです。これにより、リンク切れや画像の表示不具合といった問題を防ぐことができます。

設定時の注意点

無料版のAll-in-One WP Migrationでは、インポートファイルのサイズが100MBに制限されています。大規模なサイトを移行する場合、この制限を超えることが多く、弊社ではUnlimited Extensionを導入して対応しています。また、一部のサーバー設定によってはPHPのupload_max_filesize制限に引っかかることがあるため、注意が必要です。

# wp-config.php の一例:メモリ設定増強
define('WP_MEMORY_LIMIT', '256M');

このコード例は、必要な場合にwp-config.phpへ追加して、メモリリミットの調整を行う手段です。これにより、処理に必要なリソースを確保でき、スムーズな移行を実現します。

URL置換と設定確認

サイト移行後にまず必要なのが、URLの置換作業です。これにより、新しいサーバーで正しくサイトが表示されるようになります。例えば、旧URLがリソースパスや画像リンク、データベース内に残っている場合、新環境で正常に動作しない可能性があるため、これを新URLに一括置換します。

WordPressの移行では、URL置換は非常に重要です。特に、データベース内に多くのリンクがあるサイトでは、検索&置換が不可欠となります。All-in-One WP Migrationなどのプラグインを利用することで、これらの置換作業を自動化できます。弊社では、このプラグインを70サイト中すべてで使用しており、一貫した移行作業を実現しています。

wp-config.phpの設定確認

URL置換が済んだ後は、wp-config.phpファイルの設定を確認します。このファイルには、データベース接続情報などの重要な設定が含まれています。以下は、基本的なデータベース接続設定の例です:


// データベース接続設定
define('DB_NAME', 'データベース名');
define('DB_USER', 'ユーザー名');
define('DB_PASSWORD', 'パスワード');
define('DB_HOST', 'ホスト名');

これらの設定が正しいことを確認することで、新しいサーバー上でWordPressが適切に動作することを保証します。

データベースの設定確認

次に行うべきは、データベースの設定確認です。移行の過程でデータベースのエンコードやテーブル接頭辞が異なっていると、運用に支障をきたすことがあります。phpMyAdminを使用して、データベース内の設定を詳しく確認してください。

たとえば、文字エンコードは utf8mb4 が推奨されます。適合していない場合は、エンコードの変更を考慮する必要があります。これにより、表示やSEOにも影響を与えることを防ぐことができます。

これらの調整を行うことで、WordPress移行時のURL置換や設定確認のプロセスがスムーズに進行し、サイト運営が円滑になるでしょう。本セクションのポイントを踏まえ、次のステップへ進む準備を整えましょう。

移行後の動作確認手順

WordPressサイトを新しいサーバーに移行した後、まず行うべきはサイトの動作確認です。正確に移行が完了したかどうかを確かめるためにも、いくつかの重要な手順を順に確認しましょう。

フロントエンドの確認方法

移行後は、まずフロントエンドの動作を確認することが大切です。サイトのトップページを開き、レイアウトやリンクが正しく表示されているかをチェックします。また、画像や動画が正常に読み込まれているかも確認してください。

次に、複数のデバイスでサイトを訪問し、レスポンシブデザインが維持されているかを確認します。モバイル端末での確認は特に重要です。ユーザーエクスペリエンスを損なわないためにも、不具合があった場合は早急に対応するようにします。

管理画面の動作確認

次に、WordPressの管理画面にログインし、ダッシュボードが正常に動作しているかを確認します。プラグインやテーマの更新が必要な場合は、この時点で行ってください。

プラグイン「Health Check & Troubleshooting」を利用すると、プラグインやテーマの競合を避けながら問題を特定することができます。『ダッシュボード > プラグイン > 新規追加 > 検索ボックスに「health-check」を入力 > 今すぐインストール → 有効化』の手順を踏み、トラブルシューティングモードを活用しましょう。

SEO設定やキャッシュの確認

最後に、SEO設定が移行前と同様であるかどうかをチェックします。Yoast SEOやRank Mathを利用している場合は、メタデータやサイトマップの設定が保持されているかを確認してください。もし不安がある場合は、SEO SIMPLE PACKの利用を検討するのも一つの方法です。

また、キャッシュプラグインが正常に機能しているかを確認します。WP Fastest CacheやLiteSpeed Cacheを使用している場合、ページキャッシュやブラウザキャッシュの設定を確認し、キャッシュをクリアすると問題の特定に役立ちます。

これらの手順を実施することで、移行後のWordPressサイトが問題なく動作しているかを効果的に確認することができます。複数のサイトで同様の手法を適用し、高い信頼性を維持しています。

移行中のトラブル対処法

WordPressの移行中に発生しがちなトラブルを予防し、問題が発生した場合にも迅速に対処できるようにすることが重要です。ここでは、移行時によく遭遇するエラーとその解決方法を紹介します。

一般的なエラーとその解決方法

移行中のトラブルの多くは、ファイル転送やデータベースの不整合によって起こります。以下のステップで問題を特定し、解決を試みてください:

  • FTPを利用してファイルが正しく転送されたか確認します。必要に応じてファイルを再アップロードします。
  • データベース接続情報が正確であるか、wp-config.phpをチェックして確認します。
  • 正常な復元ができていない場合、プラグイン All-in-One WP Migration の使用を考慮してください。

これらの手順を行うことで、多くの一般的なエラーは解決できます。

404エラー対応

移行後にページが表示されず404エラーになることがあります。これは通常、パーマリンクの設定が原因です。以下の手順で修正可能です:

  1. WordPress管理画面の『設定 > パーマリンク』に移動します。
  2. 変更をせずに『変更を保存』をクリックしてパーマリンクを再生成します。
  3. これでも解決しない場合、.htaccessファイルの書き換えを確認してください。

これらの対策により、ほとんどの404エラーが修正されます。

パーマリンク問題への対処法

パーマリンクの問題はSEOにも影響を及ぼすため、早期に修正する必要があります。WordPressの関数を使って、パーマリンク設定をリフレッシュすることができます。この処理は、functions.phpに以下のコードを追加することで行います:


add_action('init', function() {
    if (get_option('my_custom_flush_needed')) {
        flush_rewrite_rules();
        delete_option('my_custom_flush_needed');
    }
});

この処理を実行することで、パーマリンクの問題を解消できる可能性が高まります。弊社ではこの手法を用いて、年間約70サイトでの移行作業を円滑に進めています。

弊社の支援事例紹介

WordPressドクターが行った移行支援の中から、特に興味深い事例を紹介します。移行過程で発生した問題とその解決法から、多くの教訓を得ることができました。

事例1: カスタム投稿タイプのURL問題

あるお客さまのサイトはカスタム投稿タイプを多く使用しており、移行後にURLの構造が崩れる問題が発生しました。通常の投稿とは異なり、カスタム投稿タイプはテーマ設定やプラグイン依存が強いため、URL構造が変わるリスクがあります。

この問題を解決するため、事前にすべてのカスタム投稿タイプのパーマリンク設定を確認し、移行後に設定を再適用することが重要です。具体的には、『設定 > パーマリンク』で既存の設定をエクスポートし、移行先でインポートすることで問題を回避しました。弊社の70サイト中37件で Custom Post Type UI を利用しており、移行時には毎回慎重に確認しています。

事例2: 複数フォーム管理の注意点

もう一つの事例として、複数の問い合わせフォームを持つサイトの移行を手伝った際の課題が挙げられます。このお客さまはContact Form 7を使用しており、移行時にフォーム設定が一部失われるトラブルが発生しました。

このようなケースに対応するため、すべてのフォーム設定を事前にエクスポートし、移行後に再インポートする手法を採用しました。また、各フォームが正常に機能するか確認するため、移行前後にテスト用の送信を行って動作確認を徹底しました。弊社支援サイトの70件中36件でmw-wp-formが利用されており、フォームトラブルは頻発しがちです。

これらの事例から見ても、WordPressの移行作業は複雑であり、事前準備と綿密な確認が成功の鍵となります。特に、カスタム設定や複数のフォームを依頼するサイトは慎重な計画が不可欠です。

WordPress移行のまとめと次のステップ

WordPressサイトの移行は、適切な一連の手順を踏むことでスムーズに行うことができます。このセクションでは、移行プロセスを振り返り、成功するための重要なポイントを確認します。

まず、移行プロセスの要点はバックアップから始まります。手始めに、現在の環境の完全なバックアップを作成し、データ保全を確実なものにしましょう。不測の事態が起きても、バックアップがあれば安全です。弊社のサポートしたクライアントサイトでは、UpdraftPlusやBackWPupの利用が多く、特にデータベースのバックアップを重視する姿勢が見受けられます。

成功するためのキーポイント

1つのポイントは、使用するプラグインの選定です。弊社ではAll-in-One WP Migrationを標準導入しており、70サイトすべてで利用されています。このプラグインを用いることで、サイト全体の移行が円滑に進むことを確認しています。

次に、移行先でのURL設定です。移行後、新旧URLの不整合を解消するために、しっかりと新しいURLに置換することが大切です。これにより、SEOにも影響を及ぼすことを防ぎます。

次のステップ

移行作業が完了したら、次のステップはサイトパフォーマンスとセキュリティの確認です。サイトのキャッシュプラグインやセキュリティプラグイン(例: SiteGuard WP Plugin)を適切に設定することで、ページローディング速度やセキュリティが強化されます。

最後に、これらの手順をお客さまが無事に完了するためには、WordPressの最新情報やプラグインの進化を常に追うことが重要です。詳しいサポートが必要であれば、ぜひWordPressドクターへご相談ください。

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